ueo6110r5's blog

iPhoneアプリをつくったり...

年始に思うよしなしごと

2011年の9月末に思い立ってはじめた不定期更新の日記を、広大無比なネットの片隅でほそぼそとでも続けてゆこう、それが2012年の始まりに思うことです。

すごく腑に落ちた山田ズーニー先生の『「書く」ことは実技』という言葉。
http://www.1101.com/essay/2002-06-05.html
いざ自分自身の頭の中にあることを書こうとしたとき、キーボードを打つ指は止まりまくり、思わぬ言葉が紡がれて驚き、まとまらないことばかりでした。

「書く」ことは、思考を磨くことにつながります。
想像しただけでマラソンを完走できるはずがなく、ただランニングしただけでも上手く走れないように、息継ぎや腕の振りゴールまでのペース配分などなど、意識した演習を重ねることで、描いた走りができるようになるでしょう。
いまの私は、走ってみたら腕は重く息は切れぎれ、ゴールすら霞んで見えない、といったところです。

仕事柄、身近に「書く」人がいて、「書く」ことに関わっていて、「書く」行為そのものを行ったこともありました。
けれど「書く」とはどういうことか、頭でわかっていたつもりになっていただけだったのかもしれないことに、気づかされました。

企画書や仕様書は数多く書いてきました。自ら作り上げたフォーマットに乗っかった絵や図で補うことを、そして自身で説明することを前提とした内容でした。目的からみて間違ってはいませんし伝えることはできてましたが、時に言葉が足りず時に枝葉が目立ったのは、結局、書くことができてなかったのだと思えてなりません。

我ながら、なにを今更やっているのだろう…と思わずにはいられませんが、「書く」ことで思考が整理されてゆく感覚をもっと研いでゆきたい。きっとまだわかってないだろうし勘違いもあるでしょう。けれど違う見方をそなえ、新しい景色を見れました。少し大げさですが。だから実技を続けてみます。

なお「書く」だけならネットで公開する必要はありませんが、誰かが見ているかもしれない…という環境はモチベーションにつながっています。いただいた「はてなスター」はとても嬉しい出来事でした。

なんとも締まりのない文章ですが…こんなふうに考えています。