ueo6110r5's blog

iPhoneアプリをつくったり...

WPCmakerの生い立ち

 *Japanese only. 

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 WPCmakerとはiPhone用のカレンダー入り壁紙をつくるアプリです。

http://ueo6110r5.wix.com/ueo6110r5

 

のっけからではありますが、WPCmakerは、とあるアプリの代わりを目指してつくりました。

 

以下、長くなりますが経緯を書こうと思います。

 

 

そのアプリはQuickCalendarといいます。

今から2年以上前にリリースされていた、知る人ぞ知る……いえ結構知られていたように思いますが、「iPhoneでサッとカレンダーを確認できたらなぁ~」と誰もが一度くらいは思うであろう願いを、コロンブスの卵的発想をもってつくられた、磨かれたUIの名作アプリでした!

今でこそカレンダー入りの壁紙をつくるアプリはいくつか見受けられますが、その元祖だったのではないかと思っています。

 

↓こちらがQuickCalendarのアプリのページです。

https://itunes.apple.com/jp/app/quick-calendar/id302897215?mt=8

 

機能は拙作のWPCmakerとほとんど同じで、iPhoneのロック画面用に、カレンダー入りの画像を作成するアプリです。

 

あ〜いえいえ、同じだなんておこがましい(>_<)

表示する月の選択UIや、スライドボタンの裏のマーク設定など、WPCmakerのほうが明らかに劣っています……。

 

とはいえとはいえ、WPCmakerはアプリから画像が保存できることと(QuickCalendarはiPhoneの画面キャプチャ機能を使っての保存)、設定した画像を覚えていること(カレンダーを更新するときに前の画像がそのまま使えます)、世界各国の祝日に対応しているといった負けない点もあるにはあるんです……!

 

……話がそれましたが、そういう次第でQuickCalendarを愛用していました。ただ2012年になったとき、祝日が表示されなくなったのです。

バージョンアップでの対応を心待ちにしていましたが、更新されない日々は過ぎるばかりでした。

 

祝日のないカレンダーは不便ですよね。

なのでQuickCalendarで作ったカレンダー画像の祝日に色をつけたりして^^;使い続けてましたが、それなりに手間でした……。

そうしたやりくりをしていてふと、作者さんはどうされてるんだろうか?と思い、ブログを探して見にいってみたのです。……更新はずいぶん前に止まっていました。

 

↓こちらが作者さんのブログです。

http://d.hatena.ne.jp/kanotomo/

 

なんとなくではありますが、なんらかの事情から、もう更新されないのだろうな……という気がしました。

 

仕方なく、ほかに似たアプリがないか探してみましたが、需要があまりないのか数も少なく、これ!と思えるものはありませんでした。

 

どうしようかなぁ……と考えたそのとき。

だったら自分でつくれないだろうか?と、思ったのです。

 

普段iPhoneはロックするようにしているので、ロック中にHomeボタン押すだけでカレンダーが確認できる環境は、少なくとも自分にとっては手放せない便利さでした。

また自宅で使っているパソコンがiMacだったことも幸いしました。

そんなわけで、無償で公開されている開発環境を使って、ダメ元でトライしてみることにしたのです。

 

仕事の合間、日曜大工ならぬ日曜開発の、忙しくなったら後回しというノリで、亀の歩みのごとくのんびりゆっくりと。QuickCalendarを手本として、あまたのアプリ制作の本やサイトを参考にさせていただきつつ、ようやくこれなら、という状態にできたのは2012年の6月頃でした。

 

ところが直後にiOS6が出て、画面の長いiPhone5が発売されまして(苦笑)。

毎年同じ時期だから予測できるだろうに、なぜか見落としてました…。

 

ひょっとしてロック画面の改善とかくるかな…と発表を見守っていましたが特になにもなかったので、このままアプリ申請しようかな…と思いましたが、そうそううまくはゆきませんでした。

iPhone5未対応のアプリでも、縦長画面の中央に表示して動かしてくれる機能を試してみたら、見事に上に偏って表示されてしまったり、そもそもロック画面用の壁紙作るアプリなので、きちんと対応しないと意味がない……とかありまして。

作り直すことにしたら仕事も私事も忙しくなってしまい、日曜すら時間がとれなくなってずるずると時間がかかって2013年になってしまいました。

 

1月下旬にやっとの思いで申請したら今度はアップルの謎基準の審査で…(以下略。

 

こんな紆余曲折の末、ようやくリリースにこぎつけました。

 

よかったら使ってみてください。

 

WPCmakerとWPCmaker Liteは、アイコンがちょっと違いますが機能は同じです。

WPCmaker Liteには広告が表示されますが、設定画面の下の方なのでさほど気にならないのではないでしょうか。

気が向いたとかで缶ジュースおごろうか?、なんて思っていただけたら、WPCmakerをご購入いただけると嬉しいです。

 

今後のバージョンアップでは…

・画像の明度調整

・カレンダーの文字の色の調整

…を予定しています。

 

QuickCalendarの作者さんには感謝の言葉を贈らせていただきます。

 

ロック中にカレンダーが確認できるのって、便利ですよ~!