ueo6110r5's blog

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面白い物語と面白くない物語の境界

人それぞれの趣味嗜好の違いはあれど、面白いとされる物語と、そうとされない物語が世には存在しています。
その境界はどこにあるのか…ということを考えたことがあります。

ドラマを観ていて、面白いなぁ…と思ったとき、たいてい2つ以上の事象が進行していました。
たとえば「犯人を追いかける刑事が居る」一方で「花壇を荒らされた老婦人がため息をつきながら直している。けれどそこは明日には立ち退かなければならない場所だった」というような。

一見関係なさそうでも、ドラマで描写するということは大なり小なり関わることを暗に示します。だからどうつながるのか期待しますし、つながった結果、予測のつかない展開になると面白くてたまりません。伏線と気がつかなかったときは思わず膝を打ってしまいます。

2つ以上の事象を絡ませることで、予測つきにくくして期待させること。
これが面白い物語をつくるポイントではないか、と当時は思いました。


一方で、王道と呼ばれる話運びがあります。いわゆるベタというやつです。
展開はみえみえ。にもかかわらず、面白い物語はたくさんありました。
先に述べた面白い物語のポイントに反していて、なぜ王道(≒典型的)な物語が面白いのだろう?と考えてわからなかったことがありましたが、いまここで書いていて見えた気がします。

王道もまた”期待させて応える”がキモなのだなぁ…と。

先に述べた面白い物語の条件には反していないことになります。


はなはだつたない内容ですが、両者が根っこでつながるとは思ってもみませんでした。