主語の重要性
山田ズーニーさんとは別に、小田嶋隆という作家さんの書くコラムも好きです。
日経オンラインにて『「ア・ピース・オブ・警句」 〜世間に転がる意味不明』を連載されています。(※会員にならないと読めないかもしれません)
世間の話題についてのあれやこれやを、ページ数の制限なしというWeb媒体の特徴を活かしたボリュームで、歯に衣着せぬ軽妙な文体で一気に読ませられる、毎週楽しみなコラムです。
その小田嶋隆さんが、ミシママガジンというところで不定期連載されている「小田嶋隆のコラム道」を最近知って読んで、非常に納得させられてしまったことがあります。
それは、文体は主語に左右される、ということです。
http://www.mishimaga.com/columndo/012.html
私、俺、僕、自分、わたし、オレ、ボク、あたい、あたし、わたくし、おいら、オイラ、わし、ワシ、拙者、それがし、○○(名前)…と、ふざけた言い回しも含めていますが、主語が変われば自ずと続く文章も変わってくると言う話です。
目の前にあったのに見えてなかったことを教えられた気分でした。
それと同時に、仕事においてもそれ以外のときでも、主語を抜いた文章を書くことが普通になっていたことを、自覚させられました。
…いま書いている文章のように。
なので、前回書いた日記では、意識して主語を入れてみました。
自分で書いた文章とは思えないものとなりました…。