ueo6110r5's blog

iPhoneアプリをつくったり...

enchantMOONとiPadPro

iPadProを買いました。enchantMOONと比べてみました。
そのことについて書く前に、ヒトコト。

iPadPro+Bluetoothキーボードで書いているのですが、日本語入力と英語入力の切替が、cmd+spaceでなくcontrol+spaceに変わったのは何故なのか!
調べてみたらiOS9から変わったそうで…ずっと昔から継承してきた操作なのに…OSXはcmd+spaceのままなので、とかく使いづらく慣れません…。(なので途中からMacbookに変更)


閑話休題


iPadPro購入からだいたい二週間。ようやく使えてきた気がします。
そこで、久しく起ち上げてなかったenchantMOONと比較したくなりました。

まずiPadPro+ApplePencilの使い勝手について。

1:とても描きやすい。初めて店頭で触れたときは、衝撃的でした。
2:普通に紙に鉛筆で描くように手を動かしてみて、ほとんど遅延なく。
3:液晶のガラス面へのひっかかり具合とApplePencilの長さに、イイ感じにアナログ感があり、手に馴染みます。
4:使い勝手はアプリによって左右されます。いろいろ試しているところです。
5:大画面が正義。これまでのiPadにApplePencilを使えるようにしても、おそらくですが描き味が違ってくる気がします。「描ける面積が大きい」=「描く手を乗せて描いても気にならない」です。

趣味で手を動かしたりはしますが、絵描きではないので…10万以上するどでかいタブレットを買ってどうするのか、自問自答を発売日以降繰り返してました。
そしてこの年末年始の休み、立ち寄ったAppleStoreでさわる機会があり、あーこれはもっとじっくり使ってみたい!という気持ちを抑えられなくなり、ダメもとで店員さんにApplePencilがあるかたずねてみると、少し考え込むようにして「ApplePencilですか……あります^^」と、ニッコリというかニヤリ。演技派…ッ!
そこで目にした光景は、ApplePencilが棚に並ぶ様でした。あんなに、品薄、だったのに、積み上げられて…!
…という次第で、勢いに乗って購入に至りました。

この二週間はアプリを探して描き味を試し、大画面ならではの使い道も見えてきて、買ってよかった、と思えてます。

そんなわけで本題のenchantMOONですが、まずOSのバージョンアップするために使い方どうだったけ?を調べ、ペンの電池を新しくするために単6の電池を求めてあちこち足を運ぶことに。

久々に使ってみての感想は…

1:とても描ける。iPadProにひけをとらない!
2:遅延のなさも同等か…それ以上の!?
3:液晶面のガラスに対しては、ツルツルでひっかかりがなく、手の脂がついて滑りにくくなったところのほうが描き心地良いような気も。あとは付属ペンの短さが少し気になり、描画部分とペン先の隙間の距離はさらに気になりました。
4:使い勝手が左右されることはありません。なぜならアプリという概念がないから。
5:画面は小さくありますが、ハンドルが補ってました。描けます。

トータルで、びっくりしました。描けるよ!と。
というか、描けるのになぜ使わなくなったんだろう、と自問自答してみると…

描くこと以外が面倒なんです。機能の呼び出しが手書きでコマンド入力で、覚えてなければ使えません。アドベンチャーゲームのように複数の単語を受け付けてくれるわけではありませんし。
今回、久しぶりに使ってみて一番戸惑ったのは、使い方がわからない、というところでした。
操作体系がiOSOSX/Windowsとあまりに違うので、試行錯誤してみましたが思い出せず、検索してようやく動かせるようになりました。

それで腑に落ちました。

enchantMOONを生み出した清水@shi3zさんは、「enchantMOONはデジタルノート端末ではなくてプログラミング端末だった」…という発言をされています。

けれど自分は、使い勝手のいいデジタルノートが欲しかった…ということがわかりました。そこに、紙に書く/描く行為をデジタルならでのフォローがあれば最高だ!と。
そこからさらにプログラムの道に進めるのであれば言うことなしです。
けれどどうにもどっちつかずになっている…と、あ、自分にとっては、iPadProと比較して、そう思いました。

自分はそこまでプログラミングという行為に真摯でなく、ただ描ければ、描いてみたかった、という人間だったのだな、とわかりました。
稚拙ながらiPhoneアプリを作って公開したので、プログラムに興味がないわけではなく、むしろ上達したいと思いつつも出来ていない自身に、歯がゆさを感じることはままあります。

それでも、enchantMOONに求めたのは、デジタルノートとしての使い勝手でした。

書く行為が、思考を整理し、すなわちプログラミングする行為であるとしても。
まずは、そもそもの発端である、紙に書く行為が満たされていなければ、ならないのではないか…なんてことも思いました。

清水@shi3zさんご自身も、どっちつかずだった、というような発言をされてます。
「少なくともデジタルノートとしてのenchantMOONを否定しているわけではありません。enchantMOONはプログラミング専用の端末だったなどと言っているわけでもないのです。」


そんなわけで、enchantMOONの次が気になりました。
描くことだけを比べれば、iPadPro+ApplePencilに引けを取らないと思ったenchantMOON清水@shi3zさんは、その描き心地を評価されてます

だから次のenchantMOONが気になって、enchantMOON Crew Meeting 2016に申し込んでみました。締め切りの2日ほど前でしたが、なんと抽選で当たったので、行ってきます。

…ただ、イベントの説明が「enchantMOONユーザーとプログラミング教育を考える人々のためのミートアップイベントです。」とあるので、自分はお呼びでない気がしないでもないです。
ともあれ、なにを聞けるのか楽しみです…!

最後に、enchantMOONとiPadProの比較、見た目についても載せておきます。
化粧箱は、面積はほぼ一緒。高さはenchantMOONのほうが1.2倍くらい大きいです。

でもApplePencilは別売りです。

本体を出してみると、こんな感じでした。

iPadProのみっちり具合は驚異的…!